日々の消息(まめ日記ログ)
2004.07.27〜2004.12.23




2004/12/23/(Thu) 16:48



(1)お茶をジャケ買い


袋からは
とてもセロリっぽい
香りがします。
まだ飲んでません。


(2)金魚マグ


かなり惚れました。
これとおんなじ柄の茶器セットも
ありましたが、断念。



(3)廃物利用のにくいやつ



なぜかバンドのヴォーカル風。


ホイアンの土産物屋で
見つけた翌々日、
ホーチミンのデパートでも
発見。



どうやらこの
えせプレデターは
汎ベトナム的なみやげ物で
ある模様。(なんで?)


エイリアンもいました。

なんでかよくわかりませんが
露店のおばちゃん風。


(*買いませんでした)



(4)ベトナム在住の
少数民族フィギュア
(陶製・高さ約40mm)



シリーズ全60体。



品のいい陶器のお店で
このセットを発見した倉田は
フリークアウト状態になり

「これ買おうよ!これ!」

「…それより、この器どうかな」

「うんそれも買おう、でも
 少数民族も買おうよ


 ↑どうなんでしょうかと。



ちなみに、セット価格は
日本円で2000円くらいでした。



ミスタービーンに
よく似たひとがいました。


(5)おかし


けっこう
おいしかったですよ。

これがオマケの人形。



(6)スーパークールな
ビーズのポーチ


ああ、これは絶対に
買っとくべきだった。
ものすごく人にあげたかった。
まだ旅の始めのころで
慎みが残っており、
買いそこねてしまったのでした。
ホーチミンの国内線ロビーにて。



そんな感じです!

以下次号!



2004/12/19/(Sun) 18:30



Hi from Viet Nam.


nihongo
tsukaemasen.


net-cafe(sort of) in
Hoi An city is
Gaki de ippai de
urusakuteshouganai
tte
eigo de kaitara
gakidomoni
mitukacchau

mitaina


21niti ni kaerimasu.
deha
mata



2004/12/16/(Thu) 13:49



仕事も準備も済みました。
そろそろ出発いたします。

ベトナムは
ホイアンというところに
ゆきます。
わりと雨期だそうです。
食べ物が楽しみです。
では行ってきます。



2004/12/16/(Thu) 00:40



言い忘れましたが
もういくつねると
旅行でした。


ベトナムへ
行ってまいります。


もういくつねると、というより
明日の出発でした。


もういくつねると、っていうか
あとひとつ寝られるかどうか
よくわからないのでした。

明日午後の出発まえに
済ませなければならない
仕事が一件。


年末進行という伏兵が
旅の準備に浮かれる
わが足元をすくい


鼻骨
ぽきっ
(比喩的に)


じゃなくて
いや、
ほんっっとに、
もお、
仕事がもらえるというだけで
ありがたいです!!


このところもっぱら
契約社員やってますけども
イラストレーターも
やめておりません!

お仕事のご依頼を
24時間お待ちしております!


でも
明日の今ごろは
僕はなんかどっか
電話の通じないところに
いますすいません。


あっ、はい、
仕事に戻りますすいません
(妻に)



2004/12/10/(Fri) 13:18



さて、
先日、
前衛芸術家から教祖へと
華麗な転身を遂げた
トリコ西という人物の
話を書いた際に
彼が「生死の境を往復した」と
書きましたが、これは本当に
文字通りの往復だったんです。
そうなんです。

反復横飛びのように
この世とあの世の境界線上を
行ったり来たりした結果、
トリコ西は合計7回の
臨死体験を体験しています。

これはもちろん世界記録で、
ちなみに二位はトルコの主婦の
3回ですから、
きわめて珍しいケースであると
言えるでしょう。


のちに教祖となったトリコ西は
この時の体験から
独自の教義を編み出しました。


すなわち
「あの世は七つある」。


歌も作りました。


「♪あの世は〜
 全部で七つ
 あるんや〜でぇ〜〜」

(↑月亭八方氏のクレームにより
 レコード化を断念)



どうやら、
7回の臨死体験でそれぞれ
まったく違ったあの世の
姿を垣間見たようで、
その一つ一つに彼は
名前を付けています。


「だだ極楽」
「無理地獄」
「金物水」
「どくろロータリー」
「みその森」
「沼ビュービュー」
「犬皮敷」


じゃあ順に説明していきますね。

しなくていいですか?


あっ、
でも「犬皮敷」の話だけは
させてください。
これが一番重要なんです。
そうなんです。


まあ大体想像は
つくと思いますが
これは見渡す限りびっしりと
犬の皮が敷き詰められた
だだっぴろい野原なんだそうです。

犬の皮にはトラの敷物のように
頭としっぽがついており、
あちらこちらでふさふさと
風になびいているのか
自力で振ってるのか
よくわからないランダムな
動きをします。

そして、あちらこちらで
全裸の人間がこの犬の頭に
全身を噛まれて
「うおーん」と哭いています。

犬も
「うおーん」と哭いています。

もうとにかくみんな
「うおーん」と哭いています。

風がむおーんと吹いています。


はげしく号泣しながら
息を吹き返した西は

「うわあー
 どうでもいいー」

と絶叫すると
病室の窓ガラスを
映画のように微塵に散らして
折しも下の国道を通過中の
トラックの幌に突き刺さり
そのまま盛岡へ行くなどといった
紆余曲折をへて、
約20年後に教祖になりました。


だから
本当に
気を付けなくちゃいけない。



何をって
えー

健康に。


皆様も
風邪と口内炎には
じゅうぶんに
お気をつけあそばして
箸ころばして
ヨダレ垂らして
笑う午後。



なんかこう、
あれですね、
年末ということで
気持ちがワタワタしますね。


「もういくつねると!」
「もういくつねると!」

(貧乏ゆすりで
モニターに向かいながら
唱和する社員たち)



2004/12/2/(Thu) 00:35



*個展おわりました*


ご来場の皆様、ほんとうに
ありがとうございました。























予想通り、撤収は
あっという間に
おわりました。
きれいさっぱり
持って帰ってきましたが、
二週間もやっていたので
あの場所にはもう
何も残ってないというのが
なんとも不思議な感じです。
経堂の街ともお別れなのが
さびしいです。


このまま大晦日まで
お家でずっと
100個を越える
紙立体とたわむれながら
社会的でない動物として
過ごしていたいのですが
いや、
そんなことはもちろん
ありません。
僕は仕事をしたいです。
僕は仕事を
するであります。
ありがとう自己検閲。


ご来場くださいました
皆様、
意味のわからない
ワークショップに
お付き合いくださいました
皆様、ほんとうに
ありがとうございました。


来年もたぶん
やります。



2004/11/22/(Mon) 13:33



*個展開催中*

ご来場くださった皆様に
心から御礼申し上げます。



さて、個展会場の
ロバロバカフェですが、
場所はそのままですが
中身が
カフェギャラリーから
工作カフェに
変更になっております。





これは
吉田戦車の昔のネタにあった
「積み木うどん」に
ちょっとだけ似たものです。







見に来てくださった皆様が
カウンターに一列に座り
一心不乱に紙工作に
没頭するのです。







A4つなぎ合わせ作品の
作成途上で大量に出た
ためし刷りやら刷り損じの紙が
もったいないなあと
思っていたところで
そうだ、立体紙工作をやろう!と
搬入後にひらめきまして、
立方体とか正四面体とかの
展開図を裏側にプリントして
会場で作り始めたらこれがもう
楽しくなっちゃってもう





妻や友人はおろか、
ウォマックのファンサイト経由で
来て下さった方や
妻のお友達&その彼氏といった
初対面の皆様にまで
「作ってみませんか?」とかいって
気付けば全員はさみとノリで
ジョキジョキ
ペタペタ




どんどん増殖。



オリジナリティを求めて
展開図にはない
正八面体づくりに挑戦する人も。







作るよろこびを皆様と
共有できたような気がして
とても嬉しかったです。

同時に、紙切れが散乱して
雑然としたカウンターの光景に
「これはもしかして
マイルドな営業妨害と
言えるのではないか?」
という疑問も少々、いや、


閉店後は、
ロバロバカフェから
駅へ戻る道の途中にある
「太田尻家」というお店で
食事をしました。

造形作家のご夫婦が
趣味で始めた
手作り内装の素敵なお店で、
料理がとても美味しく、
テーブルのあちこちに
お二人の造形物が
無造作に置かれた
その居心地のよさといったら
もう

連日の睡眠不足と
アルコールのために、
倉田さんは店内で
会場から持ってきた紙工作と
一人たわむれる
ニコニコ自閉症モードに
ついついシフトしてしまい
妻にたしなめられました。



戻ってから検索してみたら、
ご夫婦のサイトを発見。
奥様のほうは
ものすごく見たことのある作品を
作っておられました。
「あっ、この人だったんだ!」と
びっくり。

http://www.ne.jp/asahi/ootajiri/ke/

「また行こうね」と
皆でうなずきあいました。
おすすめです。


あいかわらず
睡眠不足のぼんやり人間状態で
本日は会社に出ておりますが
あしたはまた会場にゆきます。
皆様のご来場を
お待ちしております。



2004/11/20/(Sat) 13:45



過去最高に
ぐっちゃけた
準備作業は
いまだに(!)
あっちこっちが未完了で
お部屋ん中も
ぐっちゃぐちゃーな
有様ですが、
すみません。
個展は木曜日から
一応スタートしております。

すみません。
ダイレクトメールは
きのう発送しました。


会場へお越しいただければ
なにがしかの作品と
うごく屍がお出迎えいたします。






上のほうの写真は
A4サイズのプリントアウトを
つなぎ合わせた
高さ250センチの絵ですが
そんな手法で制作しようと
思いたった瞬間の自分を
タイムマシンで訪問したいです。
鈍器を持って。



ではとりいそぎ。
とりいそぎ。



2004/11/8/(Mon) 13:52



幻聴で

幻聴で

「兄5匹」♪


幻聴で

幻聴で

「兄5匹」♪




それ自体は
たしかに幻聴だったものの
5匹の兄のほうは幻覚ではなく、
夜中に目覚めた妹の布団を
ぐるりと正五角形の陣形で
取り囲んでいたと
いうではありませんか。


5匹の兄はそれぞれが
イデオロギー的かつ
思想的にまったく
矛盾したことを喋るので、

「ちがう、これは
 分身の術じゃない」

妹の混乱は深まるばかり。


その一方で
5匹の兄の髪型もまた
一様に整えられてはおらず、

「ちがう、これは
 テクノポップじゃない」

妹としてはやや不満。


枕の下から刃渡り10センチの
十字手裏剣を取り出し、
手際よく兄の眉間に投げる妹。

脱ぎ捨てた上着のように
ランダムに畳まれた姿勢で
床の上に沈黙する兄5匹。


「ちがう、これは
 個性的な対応じゃない」


そう気付いた妹がしぶしぶ
兄たちの眉間から
手裏剣を引き抜くと、
5匹は再び
末法指標や草の根連行や
「保存せずに終了」などに
ついて際限のない語りを始め、
ありていにいって
鬱陶しい。 非常に。


妹がぼんやり考えていたのは
こんなことでした、
やはり猫を飼うべきだった、
猫がここにいたならきっと
不可視の実体を見定めて
過剰なレトリックを切り裂き、
両の前足を器用に使って
膠着した論理の奥襖を開いて
みせてくれただろう、
毛玉を吐いたかもしれない、
だがそれはいい、
猫を飼うべきだったのだ。


5匹の兄の口には泡が溜まり、
その手の動作はしだいに奇妙さを
増しつつも一向にテクノポップ風には
ならず、ただただ異様なだけなのでした。


兄どもよ、もういい、もうわかった。
結局のところ妹は思いなおして
手裏剣をふたたび構え、
巧みな手首のスナップで
サウンドをストップさせると
数秒後にはすやすやと
穏やかな寝息をたてていました。


でまあ個展なんですけど、
18日からなんですけど、
グループ展と同様に
グニャグニャ系の
平面と立体が中心に
なる予定でございます。
でもイラストっぽいものも
ちょっとだけ、
絵ハガキみたいな形で
置こうと思ってます。

場所は世田谷区経堂の
ロバロバカフェです。
http://www15.ocn.ne.jp/~robaroba/
入り口には二頭のロバが
立ちふさがり、
押しても引いても
動きません。
あ、いえ、ロバはいません。
カフェはあります。

今月の30日まで
やっておりますので、
お時間がありましたら
ぜひいらしてください。
ちなみに、水曜はお休みですので
どうかご注意ください。


でまあ
本当に初日に間に合うのかと
いう話ですが、
とても正直に率直に申し上げますと
今回もドキドキですが、
なにしろ個展なので、
出品者が自分一人しかいませんので、
なんとかいたします。はい。
ぜひ。
お越しを。



2004/10/27/(Wed) 01:07






我が輩はネコである。

名前はまだない。





ワイは猿や!

名前はまだない。





オッス! オラ僕!

名前はまだない。






わあー


がつがつ

がつがつ







あの、おとといひいた
風邪が全然治んないんですけど
仕事がやばいんで明日は
会社にいきます。 はい。




2004/10/21/(Thu) 02:26



おいしいなあ八海山ゼリー。

大好きなんですよ
日本酒ゼリー。

なんでコンビニで
売ってくれないんだろう。

もう毎日買うのに職場で。


あと、自分でもね、
おうちで作りたいんですよね
でっかいタッパーで。

それをでっかいスプーンで
わしわし食いますよね。

あと、スプーンでほどよく
崩したやつを
ぶっといストローで
こんにゃくドリンクばりに
吸入するのも乙ですね。


うわあ

わくわくする


材料っていったって
日本酒があればあとは
ゼラチンと、砂糖と、
それから
(原材料をフタで確認)


洋酒と
ワイン。



こら!
(↑飼い犬を叱るみたいに)


日本酒の尊厳というものがコラ。

清酒メーカーの誇りはどこへコラ。


しかしあぶないところでした。
日本酒だけで作っていたら
間違いなくおいしくないものが
出来上がっていたでしょう。

洋酒というのは
ブランデーもしくは
キルシュであろう。
よし。


そういえば、
今年の夏は
セブンイレブンの
すいかゼリーというものが
ありました。

サイコロカットのすいかが
ライチ酒のゼリーのなかに
ごろごろ入っていて、
色といい味といい質感といい
もうパラダイス地獄な
ゼリー的完璧さで私をトリコ西、
えー、
ここで興味ぶかい誤変換が
現れたので説明いたしますと、
トリコ西というのは
昭和40年代に注目をあびた
前衛芸術家で、
全身に赤い絵の具を浴びて
散歩中の飼い犬、とくに
毛がふさふさしている犬に襲いかかり
その犬を筆がわりにして近所の塀に
画を描くという斬新な試みを
都合12回ほど繰り返したところで
警察に身柄を拘束され、
全身数十カ所を犬に噛まれて
いたものの赤い絵の具のせいで
誰もそれに気付かなかったと
いう経歴の持ち主ですが、
それはともかく
このすいかゼリーのとりこになった
私はこの夏のあいだじゅう
イレブン(←略してみた)に
行くたびにこれを買い、
20個は確実に食いました。

でももう売ってない。

もう会えない。

夏の終わり。


秋刀魚。
(↑あらたな希望)



トリコ西は出血多量のため
一時は生死の境を往復しましたが
現在は与野市のあたりで
教祖をやっているということです。



2004/10/17/(Sun) 00:32



かの国には
「口内炎」を表現する単語が
256通りもあるのだといいます。


「舌の先っちょに出来た口内炎」

「左の頬の内側にある口内炎」

「下唇を噛んだのが原因で
 出来てしまった口内炎」

「大型で強い勢力の口内炎」

「歳の数だけ口内炎」

「夕飯は
 タイカレーなのに
 口内炎」


これらの単語はどれも、
発音するときに
該当する患部が
歯などに当たって激痛を
ひきおこさないように
よく考え抜かれた口の形で
発音されるようになっています。

舌にできた口内炎を
意味する言葉を発するときには
舌は口のなかのどこにも
触れません。

実際のところ、
ほとんどの単語は
発音ではなく
単なる身振りや
顔の筋肉の微妙な痙攣で
表現されるのです。

たとえば、

「右頬の奥の下あご側にできた
クレーター状の巨大な口内炎に
煎餅のかけらがスッポリはまって
ナウ私テイスティング地獄」

という状態を意味する単語は、
手を頬にあて、顔を左右非対称に
痙攣させながらバリ舞踊のような
独特の動きをすることで表現され、
これが周囲の人々の深い同情と
あいまいな笑いを誘います。


しかし以上はあくまでも
よい国の例であって、
これが悪い国になると
「口内炎」を意味する単語は
それを発音すれば必ず
いちばん痛い形でその場所を
噛むようにできており、
致命傷を負った
リアクション芸人のような
ユーモアに乏しい所作で
「ごあっ」などと呻くばかりで
大変鬱陶しく、その上
なに言ってんだかも判りません。

なんという不便!
コミュニケーションの不全!
江戸時代のお百姓さん風に言うなら
「小○(こまる)」!!


「こまるなあ口内炎」

「わかったから
 暴君ハバネロを食いたまえ」

「おあっ・ごあっ」


口内炎について書きたくなるのは
大抵ひどい口内炎から快復しつつある
最中であるということがわかりました。

今回は、舌の付け根の右と左に
でっかい兵隊アリが一匹ずつ
噛みつきっぱなしみたいな
口内状態が、うう、ああ、
……はっ! 夢か。
いやこっちが夢か。ぐらいの
もうアレだったんですのよ奥様。
……奥様?



***あっ、あと

アンケートと
リンクのページを
更新しております。

あと個展が来月です。


いそげ! いそげ!



2004/10/14/(Thu) 01:38



「ゲームの虎でーす!」

「ゲームの馬でーす!」

「ふたり合わせて…」

「あのね」

「はい」

「最近ね」

「ええ」

「財布をポケットから出すと
 ホームレスさんみたいな
 ニオイがするんですわ」

「洗え
 ジーパンを
 もっと頻繁に」


(以上近況)



「あはははは」
「あはははは」
「あはははは」


朝8時、
新宿某所の台所のテーブルで
ゲーム盤をうつろに眺め
うつろな笑いを響かせる
3人の姿がありました。

3人とは
キーオ林さん、メロマイ(偽名)さん、
そして倉田という
いわゆるHEGEつながりであり、
状況をきわめて簡潔に
あらわすと


キーオさんの(ごう)
    ↓
  エトセトラ
    ↓
人々の心に深い絶望


ということなのです。

では
始めからご説明いたします。


キーオさんが
「収集癖」という名の宿業を
背負っていることは
彼に近い人たちの間では
よく知られており、
これまでにも
テクノのアナログ盤、
ある種のシューズ、
チョコエッグを始めとする
各種の食玩と、
手当たりしだいに買い集めては
おひっこしが大変だったのですが、
そんなキーオさんの
最新激ハマリな収集アイテムが
ボードゲーム。
それも特にドイツ製の
それなのであります。

かの国には
家族で楽しむボードゲームの
長い歴史と土壌があり、
個性的で面白いゲームが
たくさんあって、
日本にも愛好者のけっこう
厚い層が存在するんですね。

これならみんなで楽しめる、
いやあ、いいものに
ハマってくださいました、
というわけで、
先日は都内某所に
HEGEさん周辺の人々が集結し、
大ボードゲーム大会が
大々的に開かれたという次第。

これ、すごく楽しかったんですよ。
どのゲームも面白かったんです。
しかし。

夜を徹しての連続プレイ、
参加者たちが睡魔に負けて
次々と脱落していった果てに、
朝日に照らされたキッチンで
残された3人のメンバーが
最凶のゲームに遭遇したのです。


「し、し、死にたくねえ!


そのゲームの名は
暗黒の大広間」。


おばけ屋敷に侵入し、
おばけに喰われずに
逃げおおせたら
勝ちという、
一種の肝試しゲームです。

絵がかわいいです。

どいつもこいつも
うっかり興味本位でやってきて
ひどい目に遭いそうなボンクラが
駒に描かれています。

ゲーム盤には
ポップでホラーな
血溜まりが描かれています。
以前の犠牲者たちなのです。

開始してほどなく、
我々は呆然とゲーム盤を
凝視することになりました。


全滅


あっというまに
すべてのコマが
モンスターの餌食。


徹夜あけの脳みそを
フル回転させ、
必死に必死に逃走経路を考えて
コマを進めた
次の瞬間、


ぺろっ


あっというまに
食われる。



「ここでこの2人を犠牲にすれば
コースが変わるから、それで
時間を稼いで、その隙に…」


ぼりっ


食われる。


我々は恐怖と絶望のどん底に
たたき落とされることになりました。

「あわわわわ」
「ひいい〜」
「ジョォー(←失禁を表現)」


あきらめられずに
何度もプレイしなおして、
でも、やっぱり、食われる。

考えて、考えて、考えて、
でも、
喰われる。


「…でも、喰われる☆」

「あっはっはっはっ(乾いた笑い)」

「あっはっはっはっ(狂った笑い)」


絶望のあまりにこみ上げる笑い。
かき氷器にかけられた氷のように
(↑キーオさんの表現)
我々の心から大事なものが
ガリガリと削られてゆきました。


多分、我々はちょっと
このボンクラな駒たちに
感情移入しすぎていたのでしょう。

徹夜も効いていたのでしょう。

そうとでも考えないと、
ホラー映画のラストシーンの
「いきのこった人たち」
みたいな顔で朝日に照らされてて
アホみたいだった我々の姿の説明が
つかないのであります。


「次は……生き残る!」

固く誓い合った3人なのでした。
懲りてません。
ええ、懲りてません。
(つづく)




2004/9/7/(Tue) 01:54



「何度も不思議な
 木ですから!

 何度も!

 不思議な!

 花が!!」



脂汗のファウンテンと化した
中年男性がメガホン片手に
絶叫するかたわらで
その不思議な木とやらが
それはもう何度も何度も
踊りくねっては踊りくねる
仮想某国の朝ですが、
ぼんやりしていると
時が飛びますあぶない!

(キキーッ)


(ドーン)


(的な)



終わりました。

終わりました。


ダラダラしてたら
時が飛び、
あっというまに一週間。


グループ展「mango7」に
来てくださった皆様、
ほんとうに
ありがとうございました。


ネットで知り合って
今回が初対面、という方が
ふたり見に来てくださいました。
お二人ともジャック・ウォマックという
作家のファンつながりで、
土日の二日間にわたって
本の話に花が咲きました。
一人は事前にやりとりのあった方、
そしてもうひと方は
まったく予期せぬご訪問で
とても嬉しい驚きでした。


森江薫さんが
おみやげにもってきて
くださった
「たこ焼きようかん」は
すばらしい感動と興奮を
わたしたち(mango7たち)に
届けてくれました。


封を切ったら
ソースのにおいが
「ぷ〜ん」て。

さしみこんにゃくか何かのように
断面には青のりが
びっしり。

まぎれもない羊羹の甘さ。
そこへ殴り込むソース味。

友人の子供に食べさせて、
知らずにもぐもぐしていた口が
異変に気付きふと止まる
瞬間を皆で楽しみました。


あと、伊達巻を!うわぁ!
いただいてしまいました真夏に。
年中売ってる例の紀文のアレじゃなく、
けっこう高級な小田原は鈴廣の、
ビールでいうなら
エビスよりちょっと贅沢くらいのやつが

夏でも買えるんだ!!



ミーーンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミン

(↑蝉)



買えるんだ。

夏でも。



皆様もぜひ
かまぼこ専門店へGO!
(しませんか)
(そうですか)


いろんな食べ物を持ってきて
くださるお客様をもてなすべく、
我々も大量のマンゴープリンを
用意して臨みました。


作りすぎて
けっこう余りました。

会期が終わってから
残りを毎日食いました。
これがいい。



とまあ、
そんな感じで、
今年も楽しく過ごさせて
いただきました。

また来年もよろしく
お願いいたします。

メンバーの個人活動も
あれこれありますので
mango7ページを
ときどき覗いてみてください。



ちなみに倉田は11月に個展です。


時間がっ

仕事がっ



2004/8/27/(Fri) 14:00




*グループ展開催中*


というわけで
こんな感じでございます。


ほら!
なんか一見大丈夫っぽい!


でも近くでみると
グニャグニャ。


あまり巨大感がありませんが
高さは約160センチです。


倉田は土日に居ります。

例年どおり
マンゴープリンも
ございます。


お暇があれば
ぜひ。



2004/8/26/(Thu) 14:17



*グループ展開催中*


二日目、
会社の帰りに会場へ寄ると
ヒビの入った方の作品は
どうやら夜の間に
フックが外れて
落下していたようで、
くつろぎに満ちた
白い廃墟となって
壁際に安らいでいました。




くにゃっ

(心の曲がる音)




表面の体裁を整えるだけで
精一杯で、当初は念頭にあった
強度を持たせるための処理が
(つまり補強用の針金を
あちこちに足すとかですが)
おろそかになっていたのが
そもそもの原因であるようです。
こんな自分が
人様の命にかかわるような
仕事についていなくて
本当によかった、と
もう何度目か知れない
ピントのずれた安堵のため息を
つきながら、落下の衝撃で
グニャグニャに曲がったそれを
可能なかぎり元にもどして
ふたたび壁にぶらさげました。


…あっ、なんとなく
元通りっぽい?


動物行動学的にいうと
サルの母親が死んだ子供を
いつまでも小脇にかかえて
いるのにちょっと近い
あきらめの悪さです。




哀号。

哀号。





個展でがんばる(日記より)



2004/8/25/(Wed) 14:44



昨日より
始まっております
グループ展
「マンゴー7」。


期間は
8月24日(火)〜29日(日)
時間は
12:00〜20:00
(最終日は19:00まで)

場所は
下北沢の
ギャラリー下北沢で
ございます。
→地図



お暇が

ありましたら



(死)







あっ
作品は
できました。



搬入しました
昨日の午後7時に
(負け)。


でっかいのを
二つ作りましたが
車に乗せる際に
ひとつが
めりっ」て。



でもヒビの入り具合が
なかなかよかったので
そのまま会場に吊るしました。


つまり
デュシャンの
「大ガラス」と
同じ理屈でございます。
(全然違います(格が))


どんどんヒビが広がって
会期の終わる前に
バラバラに崩壊して
しまわないかが
ちょっと心配です。


がんばれ!
もちこたえろ!


そして
仕事をがんばれ自分!
全身の血管を
鉛がぐるぐる循環してるような
体調で!



2004/8/6/(Fri) 22:22



そんなわけで、
同僚の買ってきた
インコグニートの新作を聴きながら
深夜残業へ突入せんとする本日も
フロアにひとり


こんぱかぽこぱか(←パーカッション)



ぎゃ〜

甘やかされる〜〜



ひどい貧乏ゆすりが発生し
仕事になりません。



もうどうしようもなく
Flashのスクリプト作りに
ハマっています。


問題 → 解決 → 問題 → 解決 の
無限ループ。


とんち! とんち! とんちの嵐!


脳内麻薬がドォォ


知恵熱。



マクロメディア・フラッシュは
いわゆる
三大「とんちウェア」の一つであり
残りのふたつはもちろんアドビ社の
フォトショップおよび
イラストレーターです。


とんちLOVE!


比較的おつむがユルいとされる
クリエーター系(死or殺)の皆さんが
使いこなすにあたって必然的に
各種のとんちを使いこなすことを
余儀なくされる、それが
とんちウェア。


特にマクロメディア・フラッシュは
アクションスクリプトという
ちょっとしたプログラミング的な
機能をもつことによって
最もとんち度が高いと
考えられています(僕に)。


プログラマの人だったら
一瞬で解決できてしまうような
ささいな問題に頭をひねり、
脂汗ながしてうなった挙句に
ようやく解決が訪れたときの
尋常でない達成感。



とんち死!(昇天)



非常に効率が
悪いと言えましょう。



もうね、
たとえばエクセルから吐かせた
xml形式のデータをもとに
円グラフ&棒グラフを自動生成する
フラッシュとか、そういうのを
作るのが楽しくてしょうがない
わけでございます。



とんち御殿!(建たない)



しかし、そのように
日々とんちとたわむれる
契約社員ライフにもしばし
お休みをいただいて、
今月末のグループ展の
準備に没頭せんとする
来週の火曜ごろの予定であり
作品はいまだ影形もなく、
まったくもって
例年と変わらぬ夏で
あると言わざるを得ませんが
スイカ食ってます!スイカ!

今年は例年になく
大量のスイカを食しています。
(詳細は次回)



すみません。
諸般の事情(主にとんち)により
サイト「HEGEロイド」の
トビラ絵は今月もお休みさせて
いただきました。
9月からまた元通りに再開です。




2004/7/27/(Tue) 01:45



どんだけダメかと申しますと

こんだけ食ってようやく
写真を撮るのを思い出した

というくらい。


ババロア(桃)




ちょっと

いそが

ちい






でも近日中に!

では近日中に!




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