肉食いまして

なんかね…

きょうは腹の具合がね…


「やあ、ぼく十二指腸!今日はもう仕事ヤメ!」

「…って工場長が言ってたんですよ」

いやいや、
壊れてないですよ、腹は。

元気ですよ。ピンピンしてますよ。
ただちょっとサボってるだけなんですよ。
消化とかを。

こういうときは水分をなるべく摂るようにするん
ですよ。
脱水症状に気を付けないといけないらしいですよ。
クーラーとかはよした方がいいんでしたっけ、
どうでしたっけ?

それはそれとして、辞書でちょっとサ行のところを
引いてみることにします。

えーと、サ… サル… サルモ…


「猿も木から落ちる」


うむ。


バナナが、バナナがとれない!

北国だから。

そんな真昼の
白日夢(汗みどろ)

 
(つづく)




 
  肉食ってなんぼ

今夜の肉はヤバかったです。

消費期限から1日たってるやつを
「先生!延命措置を!」
ってとりあえず適当にフリーザーに放り込んでおいて
「先生!うちのブタは助かるんでしょうか先生!?」
「もうミンチになってるしなあ…」

翌日になって解凍してみたんですけども。


手遅れでした(当たり前)。

  
豚ゾンビが誕生してしまいました。 「ゾンビじゃあ!わいが豚ゾンビじゃあ!」 「元気そうですね」 レンジで解凍したら、もうすごいんですよ。 邪悪な芳香が。 でもいちおう念のために炒めてみました。 もしかしたらまだ…(淡い期待) 「わいが豚ゾンビじゃあ!なめたらあかんで」 「…エセ関西弁?」 でもどうしてもあきらめきれません。 いちおう念のためミートソースにしてみることに しましたよ。 「ダメでもいいから食う!」 悲壮な覚悟とともに、もらい物のミートソースの素を 鍋に入れてみると… 「ゾンビさん?もしもしゾンビさん?」 「ミートソースですが、何か?」 すっかりミートソースでした。 「なんか駄ジャレ言ってみてくれますか」 「長嶋監督が…(以下略)」 まあそんなわけで胃袋にササッとご招待してしまい ましたが、今のところとりあえず何ともないみたい ですよ。あーよかった。意外と丈夫だなあ俺。 …しかし一つだけ気がかりな事が。 冷蔵庫にまだソースの残りが入っているのです。 明日になるとこのソースもまた… 「ミートソースゾンビでございます」 「…ど、どことなく笑福亭仁鶴風?」 「わからんっちゅうねん」


(つづく)




 
  空白の夏

これまでのあらすじ:

九十九里浜と江ノ島の間で無蓋貨車にはねられ、
あたり一面にとっ散らかったクラタタカシさんは
今日も一切の記憶を失い、頭上から冷たい風の吹
きおろすオフィスに座ってモニターに映し出され
る質問にすべて答えると抽選で22インチモニタ
ーが当たる(もちろん後頭部に)などという言葉
の罠に次々とはまる一方で、振り向けば頬にめり
こむ人差し指の持ち主は日本語が喋れない外人観
光客に必死で道順を教えようとしている最中であ
ったことが判明、ネオンを見上げて途方にくれる
観光客の開いた口に宣伝ティッシュが次々に押し
込まれるのを見ているとなんと47個も入ってし
まったのでびっくり。倒れる外人。新記録達成に
沸くバイト達。路上で酒が振る舞われ、歩道は嘔
吐のおこぼれにあずかり、およそ5億のクーラー
室外機から吹き出す熱気が北極圏の氷も溶かす都
会の夏の夜のとばりの

 
あと、花火を見に行ったりしてましたよ。(報告) 練馬区民なら、花火といえば豊島園。 浦安に東京ディズニーランドがあるように、豊島区 じゃなくて練馬区に豊島園があるという、 ちょっとした都会のパラドックスにうっとりしてみて ください。でも練馬は都会でもなんでもないんじゃあ ねえのかオイというところには目をつぶってやって ください。片目だけでいいから。 ちょっとバスに揺られて、川のそばのバス停で降り たら川沿いにてくてく歩いて行くと、その突き当たり が豊島園。その手前にある橋の上が絶好の鑑賞 ポジションです。 発射地点から100メートルちょっと、まさにかぶり つき状態。ドッカンドッカンもうすんごい 衝撃波で火の粉と灰がバラバラ降ってきてそこら じゅう火薬くさい煙でモーモーとしてきちゃって 「サラエボを思い出すねぇ(元記者談)なーん ちゃっ…」  
近すぎでした。 近所の住民はちゃんとこころえてるから、 もひとつ離れたところにある橋の上で安全に 見物してたわけですよ。 ずっと見上げてるから首も痛くなるしね。 あと、敷物とかがあるとベスト! ビールは500mlのを2本くらい持っていくと ちょうどいい感じ。 そんなことを学んだ夜でした。 花火はあんまりパステルカラーじゃない方が きれいなんじゃないかと思いました。


(つづく)



 
  のび酒場

さて、
だれが一番みっともなく「ドラえもぉ〜ん」の
セリフを吐けるかをうっかり競い合ってしまって
酒場はまさに負け犬アウシュビッツ!
(←いつもすいません)

30代を目前に控えた男どものうすら汚れた哀愁は、
たかが小学生のそれとは桁違いの腐臭であたりの
空気を汚染するんですよ。
とりあえずそのハナミズを拭け!

ええまあ、そんなようなことは実際には全然やって
おりませんでしたけども。
「ドラえもぉ〜ん」の調子のまま
「フゥジ子ちゃ〜ん」と言うという古典的な遊び
はもう大学生のあいだではすたれちゃったんですか?
なんか竹中直人の芸みたいだな。

ジャイ子もガン子もすごい名前だけど、ドラ美って
いうのも女の子の名前としてはどうなんだろうって
思いませんでしたか?
「フゥジ子ちゃ〜ん」って酒場でハナミズ垂らして
泣いてる人がいたら、それは小学館の古株編集者で
ある可能性に5万(人分の署名をもってしてもあの
人は…)。


さて、
先日は核攻撃みたいに猛烈にマッシヴなカミナリ様の
ビームを喰らって、うちのマシンが死にました。
というか、部屋全体が真っ暗になってしまったわけ
ですが。
 
夕暮れ → 夕立 → カミナリ → 停電。 夏ですね(そうめん食べたいなあ)。 「もしもし?もしもし?」 「コンピュータを揺さぶるのは逆効果ではないかと思う んですが、どうでしょう?(TVから)」 「ムオーン(断末魔風に)」 いやもう、JavaScriptが。 メニューの文字がピカっと光るようにするだけで 午前4時までかかっちゃいましたよ。 原理もいまいち飲み込めずに見よう見まねでやってる からえらいことですよ。 ヘッダにややこしい関数なんていらなかったん ですか、なるほど。 おお!なにやら一条の光が! (言うだけ言ってみました)


(つづく)



 
  週明けに

さて、

日曜日もついさっき終わったところで案の定、


中身がちっとも増えてないわけなんですけども。


おやおや。


僕という行方も定まらぬパチンコ玉は、欠陥住宅
めいたその人生の目に見えるほどに傾いた床を、
ゴロゴロゴロゴロ転がりながら転がるほどにはス
ピードは一向に、増すよりも先に飛び出した釘の
頭や脱ぎ捨てたスリッパ、丸めた鼻紙などによっ
て鈍らされ、跳ね返ってはまた跳ね返る決定論的
ビリヤード運動が描く軌跡は内へと閉じるいびつ
な螺旋、その中心にひそかに口を開けた床板の穴
にやがてストンと落ち着いたとしても、それがこ
のささやかな旅の成就と言えるのかどうか、僕は
ただこの運動エネルギーがどこから与えられたも
のなのか、ついに最後まで訝しむばかりで…




などというどこか責任転嫁くさい腑抜けた
モノローグはさておきまして。


ごはんがおいしいです。

それとお酒がおいしいです。

とくにビールがおいしいです。

夏ですね。


あと、うちのマシンが暑さでおかしくなってます。
うわごとをいいます。
「ムオーン」て。
そしてガツンと落ちてしまいます。

夢枕に立って「水をくれ」と懇願したりします。
夏っぽいですよね。

「ムオーン」は冷却ファンの音でした。


さきほど飲んで帰ってきたところなんですが。

「ライオン」に行ったのに豚足を頼まなかったなんて!

猛烈に後悔しているところ…えっ?
豚足とちがう?

「アイスパイン」てなんですかそれは。

ブタの足じゃあないんですか。
うんこ踏んでたんじゃあないんですかもし。
やなこと言うねこの人は。


あっ、また「ムオーン」て…



(つづく)



 
  部長ご不満

部長におこられました。


部長というのは宣伝部長のことです。
でもボランティア(=無給)。

毎年夏になると、僕がデザインしたり相方のquabara
氏がデザインしたTシャツをいやっつうほど
着まくって着たおしまくってまさに歩く広告塔、喋る
広告塔、くうねるあそぶ広告塔、ライブでみんなと
一緒に拳を振り上げるのが恥ずかしいのでかわりに
髪かき上げてみたりする広告塔などとして大活躍大殺戮(夏なので、たぶん蚊とかを)。

…お世話になっております。


そんな部長におこられました。

「日記でお茶をにごすな!」

ああっ。すいません。

ふと気が付けばもう8月。
6月に始まって以来、増えた中身といったらこのネジ
の足りない日記だけじゃあないですか。

まずい。

こんなはずじゃあなかった。
でもこうなることは知っていた。

あの日カラスも教えてくれた。
「箸を持ったら、そっちが!」

「はあ。」




でもこれからですよ!

いよいよ本格的に停滞するのは。

じゃなくて、いや、増やします。中身も。

今年のささやかな個人的イベントもこれで全部終わり
ました。
あとは飲むだけいやいや、時間的にもけっこう
余裕が出来るはずなので、ここへきて後回しにして
きた事どもが津波のように押し寄せてきてまたまた
身動きのとれない火の車状態に、なること間違いなし
なので、

…困ったなあ。


そんなわけで8月の目標としては

1:漏電をなんとかする。(いまだにビリビリ)
2:食生活をなんとかする。
3:この汚い部屋をもうちょっとなんとかする。
4:桃を食う。
5:花火が見たい。
6:蚊がいなくっても蚊取り線香をたくと
 「ああ、夏だなあ」
 っていう感じでいいですよね。

あと、テキーラの香りをかぐと何となく
炎天下の砂浜に半分埋まって腐ってるスイカの
皮のにおいを思い出しませんか?(くさい。)

福岡の友だちともまた飲みたいなあ。
また上京してー!
仕事じゃなくてもー!
ウソ日記いかすー!
というかマジで、
あの日あたりって、可能?(私信)


「サンフラワー展」を見に来て下さった皆様、
ありがとうございました。
そして、ハガキをまたちゃんと出しきれませんでした。
ごめんなさい。



7:今週中に中身もちょっと増やします。



(つづく)

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