Illustratorとんち手帳(メモ・更新記録)
2010年02月04日
こちらでは大変ごぶさたになってしまいました。不具合の報告や新しいスクリプトのご要望も色々いただいていますが、なかなか対応できず、ご迷惑をおかけしています。申し訳ありません。
先日「DTP Booster 010」でお話しさせていただいた「はがき宛名の作成・印刷」スクリプトの応用について、ページにまとめました。
スクリプトでかんたん自動組版風 PDF入稿ファイル作成
これにあわせて、微妙に「はがき宛名の作成・印刷」スクリプトを変更し、また、外部テキスト読み込みの際に改行コードによっては読み込みに失敗するバグを修正しました。
2月中はちょっと身動きがとれないのですが、不具合の解消、CS4への対応など、なるべく早く進めていこうと思っています(ちなみに、フォルダがらみのものでなければ、CS3、CS4とも大体問題なく動作するようです)。
2007年05月01日
テキストまわりのスクリプトについて、新作1点のほか、バグフィックスと改良をいくつかアップしました。新作は、前回の「テキストのエリア変換」の逆バージョン、「エリアからテキスト抜き出し」です。エリアテキストからエリアをはずしてポイントテキストにします。
不具合のご報告をいただき、「テキスト連結(たて並び・よこ並び)」と「テキスト連結(たてバラ・よこバラ)」のバグを修正しました。オブジェクトを座標でソートする部分が、手違いで古いものに先祖がえりしてしまっていました。
バグフィックスのついでに、「テキスト連結(たてバラ・よこバラ)」は、ひと組だけの連結なら、グループ化せずにバラのテキストを選択しただけの状態で実行してもつなげるようにしてあります。
また、「テキストばらし」は、ポイントテキストの位置とエリアテキストの位置・寸法について、それぞれ分割後の精度が上がりました。
(追記:5月2日)
今回の更新にあわせてサイトを引っ越したのですが、スクリプトのダウンロードが一次的に出来なくなっていました。ご迷惑をおかけしました。現在は直っています。
2007年04月15日
春になり、年度末がおわり、ようやく身動きがとれるようになってまいりました。いくつか新作を準備中ですが、とりあえず一点、「テキストのエリア変換」をアップしました。動作報告をいただければ幸いです。ポイントテキスト(むきだしのテキスト)を一括で、それぞれエリアテキストに変換します。テキストファイルの原稿を段落ごとに別々のエリアに入れて貼り付けたいというときなどに使ってください。
これの逆、エリア(とパス)からポイントテキストへの変換をするものも作る予定です。
さて、便利なスクリプトを公開しているサイトはここのほかにも色々あります。ぜひほかのサイトもご覧になって、使ってみてください。新しく公開を始めたところも含めて、以下にあらためてご紹介します。
■「いられの話」で有用な情報と便利なツールを公開してくださっているあぷらいとさんが、Javascriptの公開も始めました。
Illustrator 10 / CS スクリプト(JavaScript)
■PICTRIXさんはブログで新作を公開しています。
PICTRIX BetaBox
ブログツールの使い勝手が悪くて記事を書きにくいとおっしゃってますが、ぜひぜひ続けて欲しいです。
■s.h's pageも必見です。Illustrator用のJavascriptだけでなく、Scriptographer(Illustrator用プラグイン)のスクリプトも公開されているほか、周辺情報がとても充実しています。
■「日刊デジタルクリエイターズ」公式ブログ
「クリエイター手抜きプロジェクト」で過去ログ検索すると、古籏一浩さんの書かれたスクリプトの記事をごっそり見ることが出来ます。IllustratorとPhotoshop用のJavascriptが多数あります。
■前から紹介しようと思っていたところなのですが、Z Surfer's BlogではIllustrator CS用のスクリプトを公開しています。
Z Surfer's Blog (ブログ内・Illustratorのカテゴリ)
こちらの方は、主にformZという3Dモデリングソフトを使って仕事をされていて、そのスクリプトを沢山公開しています。分野は違いますが、そのポジティブさと生産性の高さは見習いたいなあと思い、ちょくちょく拝見しています。
■よく考えたらわりと遍在するJavaScript
(@dotimpac.to)
「驚き盤」作成用のIllustratorスクリプトのほか、各種アプリケーション用のJavascript(というか、いわゆるECMAスクリプト)のサンプルがあります。
このページに色々と紹介されているように、Javascriptはひとつ覚えておけばいろんなアプリケーションで応用がきくので、僕のような非プログラマにはとても嬉しい言語です。個人的には、Web用のJavascript → FlashのActionscript → Illustrator用Javascript → その他いろいろ(Photoshopの.js、Flash用の.jsflなど)… という風に進んできました。
それではまた近日中に(たぶん……近日中に……)。
2006年12月31日
日付が変わったところで、もう一つ更新です。「レイヤー別に保存・書出し」の修正をアップしました。
s.h's pageのs.hさんにまたアドバイスをいただきました。ありがとうございます。
2006年12月30日
今年最後の新作スクリプトです。「ハガキ宛名の作成・印刷」をアップしました。
本年も残すところあと1日となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。年賀状の発送はお済みでしょうか。きっと、とっくの昔に済ませてらっしゃるかと思います。でも、もし万が一まだでしたら、このスクリプトをぜひお試しください。僕もこれからこれを使って宛名を印刷します。ほんとうは12月の始めごろに出すつもりでした……
たとえば、Wordなんかを使えば、かなり簡単に同じような住所録流し込みの作業ができますが、Illustratorの方がレイアウトの自由度が高いとは言えます。Illustrator自体にも外部データを利用する機能がありますが、どうもあまり実用的ではないような気がします(と言いながら、ちゃんと使ったことはないです)。そういったところで、これを作ってみました。
今後、このスクリプトを使って、もう少し自動組版っぽいことが出来るものを作ろうと思っています。
前回の「レイヤー別に保存・書出し」と組み合わせて、ひとつのテンプレートで擬似的にページ物の作成が出来るとか、そんな感じです。普通はもちろんInDesignかQuarkXPressを使うところだと思いますが、Illustratorでページ物を楽に作りたいという(たぶん少なくない)声にどのくらい応えられるか、試してみようと思います。
2006年12月26日
「レイヤー別に保存・書出し」の修正です。
素晴らしいIllutrator用スクリプトでおなじみの s.h's pageのs.hさんから、WinXP+CSでの不具合のご報告をいただきました。PDF書き出しの際にエラーが出るというものです。
元ファイルに空レイヤーが含まれているときの処理にバグが見つかりましたので、修正したものをとりあえずアップします。
まだ原因のわからないエラーメッセージがあるんですが、これはまだ調べている途中です。多分、ファイルにロックされたレイヤーがあるときに出るエラーなのではないかと思うんですが……
引き続き、動作確認のご報告をお待ちしています。メッセージフォームか、コメント欄へお願いします。
…と言いながら、コメント欄への書き込みは、相変わらずエラー画面で終わるままになっております(書き込みはできます)。ご迷惑をおかけしています。すみません。
2006年12月23日
またまたで恐縮ですが、「ぜんぶ印刷」「ぜんぶ印刷(同じ種類)」の修正です。コメント欄でご指摘をいただきました。ありがとうございます。
最初に開いたファイルの修正が保存されていないときには、処理せずにメッセージで保存を促すようにしました。
いままでの形だと、印刷処理の前にファイルをそのまま閉じるので、未保存の変更が消えてしまうようになっていました。これは重大なことで、気づかずにいたのは迂闊でした。
コメント欄ですが、現在、書き込みは出来るのですが、書き込み完了の画面が出ず、エラー画面が出るようになってしまっています。こちらも急いで修正しますので、少々お待ちください。とりあえず現状でも書き込みは可能です。
2006年12月20日
とても久しぶりなスクリプトの新作です。
「レイヤー別に保存・書出し」というのを作りました。
一つのファイルの中の、レイヤーひとつひとつを別々のファイルとして新規フォルダ内に書き出すというものです。ファイル形式ととしてai、eps、pdf、jpg、gifなどなどを選べます。
今回、設定項目をいろいろと選択できるようにするにあたって、ダイアログは使わない方式にしました。
これは、バージョン10ではダイアログが使えないので書き分けが面倒だということもありますが、設定の使いまわしがきくようにというのが大きな理由です。
一度つくった設定テキストをほかのファイルにペーストすれば、そのまま同じ設定で書き出しをしてくれるので、その都度ダイアログのボックスに入力していくよりも楽なのではないかと思っています。今後、この「ファイル上に設定テキストを作る」という方式をつかったスクリプトをいくつか予定しています。
年内に新作をもう一点アップします。ハガキの宛名をテキスト流し込みで自動作成&一括印刷するというもので、年賀状シーズンに間に合わせたかったんですが、ああ、なんだかもうすっかり手遅れ……。せめて、毎年出すのが遅い方(僕とか)や、年が明けてから出す習慣の方に使っていただければさいわいです。ではまた近日中に。
2006年11月12日
「ぜんぶ印刷」「ぜんぶ印刷(同じ種類)」のバグフィックスを再アップしました。
アップから2ヶ月後にいただいたコメントで(ありがとうございました!)ようやく不具合を認識、しかもその原因が「保存する文字コードを間違えていた」という大変こまった有様でした。Shift-jisであるべきところがBOMつきのUtf-8になっておりました。我ながら「うわあ…」と思いました。すいません。
せっかくなので(というかなんというか)、ファイル一括処理に関する部分を手直ししました。いままでのバージョンでは、ディレクトリを拾うためにあらかじめファイルの上書き保存をしておくことが必要なときなどに問答無用でエラー終了していましたが、適切なメッセージが出て、ファイルの上書きを促したりするようになりました。また、ディレクトリに日本語が入っていても大丈夫な環境のときにエラーメッセージを出さないようになりました。
フォルダ内のファイル一括処理を含むスクリプトはすべて、順次この形に変更していきます。
引き続き、Mac環境およびWinのCSでの動作報告をお待ちしております。コメント欄か、メッセージフォームからお願いいたします。
2006年08月08日
動作確認にご協力ください!
(Mac環境およびWinのCS)
「ぜんぶ印刷」「ぜんぶ印刷(同じ種類)」のバグフィックスをアップしました。
CSでエラーが出てしまうのを修正したもので、とても初歩的な変数の書き間違いだったのですが、すみません、なんと、その肝心なCSでの動作確認ができておりません(!)。
自宅と職場の両方で環境が変わり、現在、動作確認がすぐに出来るバージョンがWinXPのCS2と10に限られています。mac版の3バージョンとWin版のCSについては、キンコーズにでも行かないと動作を確認できない状況になってしまいました。
せっかくご報告(解決法まで!)をいただいていたのに、確認の時間がとれず、長い間放置することになってしまいました。報告を下さった方には大変申し訳なく思っております。
抱え込んだままでもしょうがないので、「いつまでもベータ」などとwebの流行に寄りかかるみたいで気まずいのですが、とりあえず出してしまうことにしました。
どうか、Mac環境のバージョン10、CS、CS2およびWin環境のCSで作業してらっしゃる方、お時間がありましたら、「ぜんぶ印刷」「ぜんぶ印刷(同じ種類)」の動作確認をしていただけないでしょうか。
下のコメント欄まで結果(と環境)をお知らせいただけたら、とても助かります。どうぞよろしくお願いします。メッセージフォームからでも結構です。
CS2用スクリプトは、まだ対応していない幾つかの他は、各スクリプトのページから個別にダウンロードできるようにしました。
2006年05月24日
細かいバグ修正を数点アップしました。
テキスト連結(たてバラ・よこバラ) オブジェクトのソート方法を修正
テキスト連結(たて並び・よこ並び) オブジェクトのソート方法を修正
ぜんぶ印刷(同じ種類) CSでの印刷エラーを訂正
ぜんぶ印刷 CSでの印刷エラーを訂正
レイヤー自動作成 CSでの配置テキストの文字化けに対応
レイヤー自動リネーム CSでの配置テキストの文字化けに対応
さて、CS2用のスクリプトですが、バージョンの違いで生じた不具合の修正がまだ済んでないものが、まだいくつか残っております。
正式公開は、すいません、もう少々お待ちください……なんですが、とりあえず、確認ずみのものを先にまとめてアップしておきます。
CS2用スクリプト・まとめてダウンロード(*配付は終了しました)
↑当サイトで公開しているスクリプトのうち、下記の2つを除いた全てが含まれています。
[グループ書き出し・テキスト縦中横(folder)]
不具合がありましたら、ぜひぜひお知らせください。
CS2のスクリプトについては、 ものかのさんの提案をうけて、ここで公開するものについても、拡張子を「.jsx」にすることにしました。
また、使うときは、Illustrator CS2(バージョン12.0)を、アップデートしてバージョン12.0.1にしてから使ってください。
アップデートしないままでスクリプトを使うと、確認等のメッセージが文字化けしてしまいます。
Adobe Illustrator CS2 アップデータ(Mac)
Adobe Illustrator CS2 アップデータ(Win)
2006年04月23日
サイトをリニューアルしました。本来なら淡々とバグフィックスにいそしむべきところ、CS2スクリプトでの日本語の不具合のめんどくささやらなにやらでモチベーションが妙な横滑りを起こし、このような有様になりまして、なんというか、すいません。
模様替えも済んですっきりしましたので、バグ修正・新規追加とともにCS2への対応も進めていこうと思っておりますが、手っ取り早くCS2で使いたい方は /life/cycle/さんがまとめてくださったエラーメッセージの言語、および CS2 での使用についてをご覧になってください。
当サイトのスクリプトも、文字コードをutf-8に変換すれば、大抵はそのまま使えます。ただ、アラートの表示は文字化けしてしまうので、ものによってはとても使いづらいと思います。すいません、もう少しお待ちください。
2005年11月12日
「塗り線さがし」を更新しました。メールマガジン「吉田印刷所情報メール」の方のアドバイスを受けて、塗りだけの線のほかに、印刷できないような細すぎる線(ディフォルトでは0.1pt)も検知するようにしてみました。
フォルダ一括処理版も作ろうと思っています。処理のログ(処理ファイル名一覧とか)をテキストファイルで残すような形で検討中です。pdfも処理できるようにしたほうがいいでしょうか? 出力サイドの方からのご意見をいただければ幸いです。
なかなか時間がとれませんが、いろいろ、ちょっとずつ進行してますので、また覗きに来てやってください。
/life/cycle/で紹介されていたScriptographerが面白いですよ!!
アドビのそれとは別種のJavaScriptで動きます。マウスイベントが拾えて、パスファインダも使えます。Illustrator上からスクリプトの書き換えもできます。うまくすればとても使い勝手のいいツールを作れそうで、色々試してみたいんですが、この似て非なる「別のJavaScript」を覚えることを考えると、アイルランドに転勤を命じられた日本企業のアメリカ駐在員みたいな気持ちになります。時間がとれたら使用法の訳をこちらに載せるかもしれません。(いつになるやら…)
2005年10月23日
メールマガジン「吉田印刷所情報メール」でご紹介いただきました。ありがとうございます。そしてリンク切れもお知らせいただきました。大変ありがとうございます。「スポット→プロセス」「スポット→プロセス(folder)」のリンクが切れていたのを直しました。そして、あろうことか、この二つのファイルの中身が同じものになっておりました(トホホ)。こちらも直してあります。なお、今後、圧縮ファイルはlzhのみにしようと思っています。
あれやこれやに追われてしばらく更新が滞っていましたが、先日アドビのCS2(Windows版)を購入しましたので、またモチベーションも新たにいろいろ更新・追加していくつもりです。
ただ、手元の環境がWindowsオンリーになってしまったので、Macでの動作確認がやっかいな問題になってきました。とりあえずキンコーズにでも行こうかなと思っています。
それから、前から紹介しようと思っていたこちらのサイト。
/life/cycle/
ここも素晴らしいスクリプトが満載です。
Windows + CSが対象ですが、バージョンがCSなら、フォルダ関連の動作(ファイル書き出しなど)でなければMacでも同じように動く可能性が高いです。どれもとても便利なので、自己責任で試してみる価値は十分にあると思います。こういうのを作れるようになりたいなあ。
それと、ものかのさんのスクリプトパレットがMacOS9版も出ています。前回更新の直後に出たのですが、こちらではお知らせしそこねていました。
2005年06月19日
新規追加は4種類・6点です。テキスト縦中横
テキスト縦中横(folder)
(↑まだバージョン10のみの対応です)
レイヤー自動作成
レイヤー自動リネーム
スポット→プロセス
スポット→プロセス(folder)
ほかに3点の修正があります。
swfパーツ書き出し
テキストばらし
画像どっさり配置
フォルダ関連ものの修正はあと少々…
そのほか、「おぼえがき」に、テキスト周りのオブジェクトの構成をまとめてpdfファイルにしたものをアップするなどしました。
また、ものかのの方に、Mac OSX環境で使えるAdobe Illustrator 10/CS両用のスクリプトパレットの公開を知らせていただきました。(ありがとうございました!)ぜひぜひダウンロードして使ってみてください。